暴徒は群れをなし、 「酒をくれ」とわめきます。 喜びは失われ、楽しみは忘れ去られました。
酒は、治る見込みのない病人や 悲しみに沈んでいる人に飲ませるものです。 酒で苦しさをまぎらわせるためです。
楽しみも刈り入れの喜びも、むなしく消え去った。 ぶどう園で聞いた陽気な歌声は二度と聞けない。 酒ぶねでぶどうの実を踏む光景も、 もう見ることができない。 このわたしが、刈り入れの喜びを終わらせたのだ。
あと一年少しで、大変なことが起こります。 収穫期になっても作物がとれなくなるのです。 その時になってあわてても手遅れです。
土地にはいばらや野ばらが生い茂り、 笑い声の絶えなかった家や、活気に満ちていた町は、 あとかたもなくなります。
どこを見ても、目につくものは苦しみと悩みと暗たんとした絶望だけだ。こうして彼らは暗闇の中に追いやられる。」
地は、その火と天の軍勢の主の怒りによって黒ずみ、 地の住民は火をあおる燃料となります。 人々は兄弟と戦って食べ物を奪い合いますが、 まだ飢えて空腹はつのり、 ついには、わが子まで食べるようになります。
「ユダは嘆き悲しむ。 いっさいの仕事の手を止め、だれもかれも地にひれ伏す。 エルサレムから大きな叫び声が上がる。
国々はおまえの恥を聞いた。 地はおまえの絶望と敗北の叫び声で満ちる。 おまえの勇士たちは鉢合わせして、共に倒れる。」
実り豊かなモアブから、喜びと楽しみの声が消え、 酒ぶねに入れるぶどうもなく、 喜びの声を上げてぶどうを踏む者もいません。 叫び声は聞こえますが、 歓声ではありません。
彼らは心配のあまり眠れない。 それでも、わたしに助けを求めない。 それどころか異教の神々を拝み、 それらに収穫と繁栄を願い求めている。
ぶどうの木は枯れ、いちじくの木はしおれ、 ざくろは枯れ、りんごの木はしなびた実をつける。 すべての喜びが消えうせてしまった。
ああ、恐ろしい刑罰の日がこようとしている。 全能のお方からの破壊がすぐそこまできている。
しかし、アブラハムは答えました。『思い出してみなさい。おまえは生きている間、ほしい物は何でも手に入れ、思うままの生活をした。だがラザロは、全くの無一物だった。それで今は反対に、ラザロは慰められ、おまえは苦しんでいる。