これを見て、エチオピヤの力をあてにし、同盟国のエジプトを頼りにしていたペリシテ人はあわてふためき、口々に言うだろう。『なんということだ。エジプトでさえこのありさまなら、とうていわれわれに勝ち目はない。』」
息のようにはかなく、あわれな人間よ。 そんな人間を絶対に信頼してはいけません。
しかし、ファラオをあてにすれば失望し、 屈辱を受け、恥がもたらされることは間違いない。 彼にはおまえたちを救う力などないからだ。
わずかな助けもできない。 おまえたちは恥をかくだけだ。
エジプトは助ける力もない。 わたしはこの国を、『無気力なわに』と呼ぶ。
ああ、エジプトに助けを求めて走り、 イスラエルの聖なる神の指示を仰がず、 エジプトの強い騎兵と戦車をあてにする者。
エジプトは危険な同盟軍だ。何をしでかすかわかったものじゃない。寄りかかってきたら手を刺してやろうと、杖の先をとがらせて待っている。忘れるな、今までこの国に助けを求めた者は、例外なくひどい目に会ったのだぞ。
主はこう告げます。 「いつかは死ぬ人間を頼りとし、 心が神から離れている者は、のろわれる。
イスラエルの神である天の軍勢の主は、こう言います。「わたしはテーベの神アモン、その他のエジプトの神々を罰する。また、エジプト王と、王を頼りとするすべての者を罰する。
イスラエルも、二度とエジプトに助けを求めたりはしない。助けを求めようとするたびに、以前の苦い失敗を思い出すからだ。こうしてイスラエルは、わたしだけが神であることを認めるようになる。」
エチオピヤとエジプト全土はテーベの力強い同盟者で、 テーベはプテとリビヤからと同様、 彼らからどんな援助でも求めることができた。
エチオピヤ人よ。 おまえたちも主の剣で殺される。
ですから、この世の知者の弟子であることを誇ってはなりません。神様はすでに、あなたがたに必要なものは全部与えてくださっているのです。