残っている者は数えるほどしかいない。 収穫を終えた木に、ごくわずかの オリーブの実が残っているようなものだ。 こずえに二つ三つ、枝先に四つ五つの実が残るように。 ダマスコとイスラエルはこのようになり、 ごく少数の貧しい人だけが残される。」
それにイスラエルには、バアルにひざをかがめず、口づけしない者が七千人いることを忘れてはならない。」
もし天の軍勢の主が介入して、 わずかに生き残った私たちを救ってくれなかったら、 私たちはソドムやゴモラ(悪行のために神に滅ぼされた町)の住民のように 全滅していただろう。
しかし今、イスラエルの民は 海辺の砂のように多くいようとも、 その時まで生き残り、神に立ち返る者は、 ごくわずかしかいません。 神はご自分の民を滅ぼそうと、 堅く覚悟を決めているからです。
国中どこでも、わずかな生存者しかいません。
しかし、穀物の穂を一粒一粒拾い上げるように、 主が彼らを集め、ユーフラテス川から エジプト国境に及ぶ、広大な打穀場から 選び分ける時がきます。
滅ぼせという主の命令が、 全地に行き渡っているのです。 しかし、神は宣言します。 「それでも、わたしの民はほんの少しだけ残る。
再び、彼らから顔をそむけることはしない。わたしの霊を彼らに注ぐからだ。」神である主がこう語るのです。
「夜中にどろぼうが来るほうが、はるかにましだ。 根こそぎ持って行きはしないから。 あるいは、ぶどう畑の実を全部盗まれるほうがましだ。 少なくとも落ちた実は残るだろうから。
ああ、悲しいことだ。 正直者を見つけるのがこんなにも困難だとは。 まるで、収穫期を過ぎてから、 ぶどうやいちじくの実を見つけるようなものだ。 どんなに欲しくても、 ぶどう一ふさ、初なりのいちじく一個もない。 正しい人は地上から消えてしまった。 誠実な人は一人も残っていない。 みな人殺しで、 自分の兄弟まで手にかけようとしている。
その時が来れば、イスラエルはみな救われます。このことについて、預言者は何と言っているでしょう。 「一人の救い手がシオンから出て、 ユダヤ人をあらゆる不敬虔から立ち返らせる。
またユダヤ人については、預言者イザヤがこう語りました。 「たとえイスラエルの子どもの数が 海辺の砂のように多くても、 一握りの者しか救われない。
生き残るのはほんの一握りで、その者たちも国々に散らされます。
「あなたがたには、神様がちゃんと、ミデヤンの将軍オレブとゼエブを捕らえさせてくださったではないですか。それに比べたら私のしたことなど取るに足りません。この戦いの最後を飾ったのはあなたがたですよ。そのほうが、戦いをしかけるよりも大仕事だったのではありませんか。」ギデオンの答えに、彼らはようやく怒りを収めました。