貧困が全土に広がり、 イスラエルの栄光は風前のともしびになる。
次に、また別の雌牛が七頭出て来ます。骨と皮だけで、あばら骨が浮いて見えるようなやせた牛ばかりです。それが、歩いて行って太った牛の隣に立ったかと思うと、
アッシリヤの王シャルマヌエセルはイスラエルを攻め、ついにホセア王を服従させました。イスラエルは、毎年アッシリヤにばく大な貢ぎ物を納めることになったのです。
ホセア王の第九年、ついにサマリヤは陥落し、イスラエルの民はアッシリヤに捕らえ移され、ハラフの町、ゴザンのハボル川のほとり、メディヤ人の町々に住まわせられたのです。
あなたのおごりのゆえにアッシリヤの王よ、 天の軍勢の主は負け知らずのあなたの軍隊に 疫病をはやらせ、兵を打ちます。
「わたしが遠い国から滅亡を招き寄せる。 さあ、どうするつもりか。 そのとき、だれに助けを求めるのか。 どこに財宝を隠すつもりか。
わたしは助けない。 道は二つ。 囚人となって、よろめきながら引かれて行くか、 虐殺されて横たわるかだ。 それでもわたしの怒りは収まらない。 なお打ちのめそうと、こぶしを振り上げる。
エフライム(北イスラエルの町)とダマスコの権勢は失われ、 残ったシリヤ人も滅びる。 イスラエルの栄光が去ったように、 彼らの栄光も消えてなくなる。
国中どこでも、わずかな生存者しかいません。
マナセとエフライムは争いが絶えませんでしたが、 その時ばかりはいっしょになってユダを襲います。 それでも、神の怒りは去らず、 その手はまだ振り上げられています。
われわれの国は廃墟となったが、 やがて、前よりりっぱに再建してみせると言う、 大ぼら吹きのイスラエルを主はたしなめます。 いちじく桑の木は切り倒されたが、 代わりに杉の木を植えようと、 イスラエルは考えているのです。
それゆえ、神である主はこう語ります。「わたしは、この肥えた羊飼いとやせこけた羊との間をさばいて、黒白をはっきりさせる。
主は言います。 「羊飼いは羊をライオンから救い出そうとしたが、 間に合わなかった。 ライオンの口から、 二本の足と耳の一部をもぎ取っただけだった。 サマリヤのイスラエル人が 最後に助け出されるときもそうなる。 彼らに残っているのは、 壊れかかった椅子とぼろぼろの枕だけだ。」
主は彼らをひどい目に会わせる。 外国の勢力の神々をことごとく餓死させ、 全世界ですべての人々が自分の住む地で 主を礼拝するようになる。