アロエルの町々には人が住まず、 羊は追い払われる心配もなくゆったりと伏して、 草を食べる。
安心しきって横になることもできる。 多くの人があなたの助けを求めて集まる。
城壁で囲まれた町々はひっそり静まり返り、 家は荒れ、通りには草が茂り、 牛は町をのし歩いて草を食べ、 木の枝を食べるようになります。
その時、廃墟の中では家畜の群れが草を食べ、 子羊と子牛、子やぎがたわむれます。
略奪を終えた時には、 国土は牧草地に変わり果てているでしょう。 家畜の群れは手当たりしだいに殺されるので、 一頭の牛と二匹の羊が残っているだけでも、 幸運な人と呼ばれます。 それでも牧草はあり余るほどあるので、 乳をたっぷり生み出し、 生き残った者は凝乳と野生のはちみつを常食にします。
アロエルの住民よ、道のそばに立って、 モアブから逃げて来る人たちに、 「いったい何が起こったのですか」と聞いてみなさい。
遺体は鳥や獣のえじきになるが、これを追い払う者は一人もいない。
わたしはラバの町をらくだの牧場とし、アモン人の住む全地を羊の放牧地として荒れるにまかせよう。その時、おまえはわたしが神であることを知る。」
彼らの反逆と恥辱の時代は過ぎ去る。彼らは祖国に帰り、平和で安らかな生活を送る。もう、だれにも脅かされず、悩まされることもない。
彼らはみな自分の家で、豊かで落ち着いた生活を営む。 恐れるものが何もないからだ。 主ご自身がそう約束している。
海岸地帯は牧草地となり、羊飼いがテントを張り、 羊がたわむれるようになる。
ガド族が建てたのは次の町です。ディボン、アタロテ、アロエル、アテロテ・ショファン、ヤゼル、ヨグボハ、ベテ・ニムラ、ベテ・ハラン。以上はみな、城壁を巡らし、羊を飼う柵のある町です。
さて、征服したバシャンの国は、ルベン族、ガド族、マナセの半部族に与えました。ルベン族とガド族には、アルノン川のアロエルのほかギルアデの山地の半分と町々を、
アルノン渓谷の縁に位置するアロエルから、その谷にある町を通って、メデバの台地周辺に及ぶ地域を割り当てました。
その領地は、ヤゼル、ギルアデのすべての町、ラバに近いアロエルまでの、アモン人の地の半分を含んでいました。
