一つの氏族で十人が残ったとしても、 彼らもまた死にます。
彼らに自慢話をするためでした。ハマンは自分が財産家であること、子宝に恵まれていること、異例の昇進をしたこと、この国で王に次ぐ権力を握っているのは自分であることなどを得々と語り始めました。
すると突然、砂漠の方から大風が吹きつけて、家を直撃したのです。それで屋根が落ち、その下敷きになって、皆さんお亡くなりに……。私だけが、どうにか命拾いをしました。」
彼は子だくさんで、息子が七人、娘が三人もいました。それに、羊七千頭、らくだ三千頭、牛五百くびき、雌ろば五百頭がいる上に、大ぜいの召使をかかえていました。名実ともに、その地方きっての資産家だったのです。
神の怒りの前には、富も役に立たない。 ただ踏みにじられてなくなるばかりだ。
この罪人の子どもたちは刀にかけて殺しなさい。 もう二度と立ち直れず、世界を征服せず、 町を建てることがないようにするのです。
死が窓から家に忍び込み、 若いいのちをもぎ取ったからです。 道ばたで遊ぶ子どもの姿はなく、 広場にも若者の姿はありません。
神である主がこう言うからです。 「戦場に千人を送り出した町には百人が帰り、 百人を送り出した町には十人だけ帰って来る。」
かろうじて生き残った者も、悲嘆にくれて日を過ごす。子どもたちは、剣によって殺される。