あなたがたは、『早く主の日がきてくれたら、 神が敵の手から救い出してくださるのに』と言う。 だが自分たちが何を願っているのか、わかっていない。 その日は、光でも希望でもない。 暗闇と絶滅の日だ。 それはなんと恐ろしい闇であろう。 喜びや希望の光などかけらもない。
いよいよ主の時が来たのだから、 恐怖におびえて泣き叫べ。 全能の神がおまえたちを打ち砕く時がついにきた。
恐ろしくなって逃げようとすると、 穴に落ち込みます。 やっとの思いで穴からはい出せば、 今度は罠にかかります。 天から滅びが降ってくるので、 足の下で大地は揺れ動きます。
イスラエルのきよい神さえさげすみ、 罰を受けることなど平気だという顔で言うのです。 「主よ、罰するなら早く罰してください。 あなたの力のほどを拝見したいものです。」
海鳴りのようなうなり声とともに、 犠牲者を、ひと呑みにします。 イスラエル中が絶望のやみと悲しみに沈み、 空は暗黒になります。
彼らはいかにも神を敬うかのように振る舞っている。 毎日神殿へ来て、律法の朗読を聞いて喜ぶ。 彼らはそれに従うことを望み、 神の戒めを軽んじることなど考えられない、 といったふうに見える。 見た目には、正しく礼拝することを心から願い、 神殿での奉仕をことのほか愛しているようだ。
どこを見ても、目につくものは苦しみと悩みと暗たんとした絶望だけだ。こうして彼らは暗闇の中に追いやられる。」
地は、その火と天の軍勢の主の怒りによって黒ずみ、 地の住民は火をあおる燃料となります。 人々は兄弟と戦って食べ物を奪い合いますが、 まだ飢えて空腹はつのり、 ついには、わが子まで食べるようになります。
何も見えない暗闇を送り込まれる前に、 手遅れにならないうちに、神に栄光をお返ししなさい。 闇が覆えば、あなたがたは山につまずき、 倒れます。 その時に、光を探し求めても、 身の毛もよだつ暗闇があるだけです。
人々は私をあざけります。 「おまえがしきりに口にしていた主のことばは、 いったいどうなったのか。 おまえの言っていた脅しが、 ほんとうに神から出たのなら、 どうしてそのとおりにならないのだ。」
ああ、今までの歴史の中で、 やがてくる日のような恐怖の時があったでしょうか。 それは、同胞イスラエルの苦しみの時で、 今までに一度も経験したことのないものです。 しかし、神は彼らを救い出してくださいます。
「人の子よ。『時がたてば預言は意味を失う』という、イスラエル人たちが口にすることわざは何か。
「人の子よ。イスラエルの民は、『彼が見ている幻は、まだ当分の間実現しそうにない』と言っている。
ああ、恐ろしい刑罰の日がこようとしている。 全能のお方からの破壊がすぐそこまできている。
彼らの前で、地は揺れ動き、天も震え上がる。 太陽と月は光を失い、星も姿を消す。
主はひと声で、彼らを指揮する。 これは主の大軍で、主の命令に従う。 主のさばきの日は実に恐ろしい。 だれが、それに耐えることができるだろうか。
主の大いなる恐るべき日がくる前に、 太陽は暗くなり、月は血に変わる。
主はすぐにすべての国に復讐する。 イスラエルにしたとおりのことが、 おまえの身に起こる。 人にしたとおりのことが自分に返ってくる。
全能の主はこう宣言します。 「さあ、見よ。 審判の日がくる。かまどのように燃えながら。 高ぶる者、悪を行う者は、わらのように燃えつき、 木のように根も枝もすべて焼き払われる。
飢えと熱病と不治の病で痛めつけてもかまわない。 滅ぼしてしまおう。 野獣が彼らを八つ裂きにし、 毒蛇は獲物を求めて地をはい回る。
しかし主の日は、盗人のように、思いがけない時にやって来ます。その時、天は恐ろしいとどろきと共に消えうせ、天体は焼けて崩れ落ち、地と地上のすべてのものは跡形もなく焼き滅ぼされてしまいます。
彼らはこんなことを言う議論のベテランです。「キリストがまた帰って来るという約束はどうなったのか。この世界は造られた最初の日から何も変わらないではないか。イエスが帰って来るなどということはありえない。」