しかし、風の状態が良くなるまで待っていたら、 何一つなすことはできません。
風を警戒する者は種をまかない、雲を観測する者は刈ることをしない。
風を警戒する者は種をまかない、 雲を観測する者は刈ることをしない。
風向きを気にすれば種は蒔けない。 雲行きを気にすれば刈り入れはできない。
冬のうちに耕しておかないと、 刈り入れ時になっても収穫は望めません。
怠け者は「仕事になんかとても行けない。 外に出たらライオンに食い殺されるかもしれない」と 言いわけをします。
人に何か頼まれたら、すぐにしてあげなさい。 「いつかそのうち」などと、先に延ばしてはいけません。
雲が垂れこめると雨が降り出し、 木が北風か南風で倒されると、 そのままそこで朽ち果てる。
神のすることは風の通り道と同様に神秘的です。それはまた、母親の胎内の赤ん坊にたましいが吹き込まれるのと同じように不思議なものです。