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使徒行伝 2 - ALIVEバイブル: 新約聖書


授けられる 神の霊

1 五旬祭の日―― 【五旬祭は過越祭から50日目という意味。もともとは収穫を神に感謝して祝う祭だったが、ある時を境に預言者モーセが、神より十戒を授与された日としてお祝いする祭となった】 イエスに従う大勢の人たちが、ひとつの場所に集っていた。

2 そんな時―― ・・・グォォォオッッ!!・・・ゴトゴトゴト・・・ガタガタガタ!!・・・ 地面が割れんばかりの激しい風のような音が、天から鳴り始めるではないか!その音は、家中へ響き渡った。

3 ぶぉ!ぶぉ!ぶぉ・・・ (な、なんなんだ!) 舌の形をした炎が現れたかと思うと、各々の頭上に留まった!

4 ――ぶぉぉぉぉぉぉん―― ははは――!!! そこにいた誰もが神の霊に満たされた! そして、今まで学んだこともない外国語を、満たされた神の霊の導くままに話し始めたのだ!

5 「な、なんだネー今の音!」 「なんだっぺ・・・?」 「なんでござんすかーッ今の!」 「ふむ・・・何事でござるか?」 「ずんげー音!見に行っぞー」 「ワット、クレイジーサウンド!」 そう、神殿の都エルサレムには五旬祭を祝いに世界中から神を敬う外国人が集まっていた。

6 ものすごい音を聞きつけた大勢の野次馬が使徒たちが集う家に駆け寄ってきた。 「#%&‘=~+@*・・・=~+@*#%&・・・~+@*#%&‘=・・・」 (ん、なにを言って・・・?ちょちょちょーと待て、その言語は!!!) 何か祈っていると思い、耳をすました外国人たちは、目の前でとんでもないことが起こっていると瞬時に悟った。 ここで注目してほしいのは、祭のため、外国各地から来たユダヤ人が多くいたことだ。つまり、ユダヤ人はユダヤ人でも、誰もが違う国の言語を話すわけだ。その外国人たちがまさかここで母国語を耳にするとは、

7 夢にも思っていなかった。状況が読めない外国のユダヤ人。 「み、見ろよ・・・あいつら全員ガリラヤ人だぞ・・・」―― 【ガリラヤ人は、アラム語のみを話し、漁師や農家のような普通の家系が多かったのだ】

8 「どうやって俺らの言語を・・・?

9 ざっと見てもパルテヤ人、メジヤ人、エラム人、メソポタミヤ、ユダヤ、カパドキヤ、ポント、アジヤ、

10 フルギヤ、パンフリヤ、エジプト、クレネの都に近いリビア地方に住む人たち、また、首都ローマ、

11 クレテ人、アラビヤ人、ユダヤ人からユダヤ人の神様を信じ、改宗した外国人までいるというのに・・・我々の母国語で彼らの賛美を聞こうとは・・・!!!」

12 「アンビリーバボー、なーにが起―きていまースカ・・・」 「そな馬鹿ネ、驚きネ・・・!」 そこには驚きを共有し合う外国人たちの姿。

13 「何をおっしゃるんですか、酔っ払っているんですよ!」 あまりの光景に見当違いのことを言う人もいた。


救われた3000人

14 すたすた・・・ 驚く人たちを前に立ちあがったのは、岩のペテロと他11人の使徒だ。 「ユダヤの同士よ〰〰〰!!!エルサレムに住むみなさん、重大なお知らせがあります・・・よく聞いてください!

15 今は朝の9時。俺たちが酔っているわけがありません!

16 預言者ヨエルの預言がたった今、“起きた“んです!

17 『神は言われる。 私は終わりの日、私の魂をすべての人に注ぐ。 おまえたちの息子、娘は預言をし、 青年は聖なる幻を見、 老人は特別な夢を見る。

18 その時、男女を問わず、 私に仕える全ての人へ私の魂を注ぐ。 そして彼らは預言する。

19 天に神秘を。 地にはキセキ的なしるしを起こす。 その時、血と炎と立ちこめる煙を見ることになる。

20 太陽の光は暗闇へ。 月は血のような紅色に。 これらは、天地の王が来られる栄光の日の前に起きる。

21 そして、天地の王に助けを求める者は誰であれ、“救われる”!』―― 【聖書:ヨエル書2:28-32より引用】

22 イスラエルのみなさん、もう一度言おうッ!!神がナザレ村のイエスを俺たちのもとへ送ってくれた!イエスはその証拠としてキセキや人知を超えた数々のことをしてくれた。そのことを実際に見聞きしてきた、みなさんだからこそ、俺の言葉にウソ、偽りがないことを知っているはずだ!

23 それなのにどうだ、あなたがたは“その手で”イエスを殺した!!! 俺たちの神を、なんとも思っていないローマ人たちの手を借り、イエスを十字架につけてしまったのだ!!! ・・・だが、問題じゃあない。はるか昔から神によって立てられた計画だったからだ!

24 ・・・イエスは死の苦しみを味わったが、神は蘇らせた。そう、“死”でさえもイエスを抑えることは不可能だった!!

25 ダビデ大王はイエスについて、こう言った! 『🎼我が神が、共にいること、決して忘れはしない。 すぐ側にいてくれるため、害が及ぶことはない。

26 だから躍る我が心、だから湧き出る喜びの歌! 体が朽ちても、朽ちないこの希望。

27 私を墓に放置せぬ神。 忠誠尽くす者の体を腐敗のままにせぬ神。

28 公が示してくれる生命の道。 公といるだけで、絶えない喜び。よりそえば、とこしえの楽しみ』―― 【聖書:詩篇16:8-11より引用】

29 兄弟たちよ、私たちの偉大な祖先であるダビデ大王について断言できることがある。ダビデの墓は今日もこの町にある。

30 ダビデ大王は預言者であり、神がなんと言っているのかも知っていた。ダビデの家系から生まれる者が彼の王になると約束されたことを」―― 【聖書:サムエル記7:12-13、詩篇132:11より引用】

31 「そしてダビデ大王はその約束に確信を持っていたことが分かる。彼はその王について、こう語っているからだ。 『🎼彼は墓に放置されなかった。 彼の体は腐敗しなかった』―― 【聖書:詩篇16:10より引用】 ・・・ダビデ大王はこの言葉で、救世主が復活することを伝えた。

32 神が蘇らせたのは紛れもなくイエス。俺たちみんなが証人だ!この目で見た・・・!

33 イエスは天に引き上げられ、今は神の栄誉ある右の座に悠々と座っている。天の父は約束どおり、神の霊をイエスに送り、イエスは“彼を”俺たちにも送ってくれた!みなさんがさっき見聞きして驚いたのは、まさに神の霊の働きだ・・・!

34 天に引き上げられたのはダビデ大王ではない。彼自身が言った。 『🎼王なる神より我が王へ 己の敵、己の足下へひれ伏す日まで、

35 私の右に座れ』―― 【聖書:詩篇110:1より引用】

36 イスラエルの民が知るべきことはこうだ・・・。あなたがたが十字架にかけてしまったイエスこそが神に選ばれし王なのだッ!!!」

37 お、俺たちゃなんてことを・・・ ずっと待ち望んだ救世主を・・・ こ、殺しちっまったぁぁぁ・・・ いやぁぁぁ――・・・ 岩のペテロの話を聞いた群衆は、罪悪感から深い悲しみと後悔に沈んだ・・・。 「同志よ・・・我々は、どうしたらいいんですかッ!!」

38 「心を入れ替えろ!新たな生き方をするんだ!その手始めとして、選ばれし王・イエスの名によって洗礼を受ければ、神が過ちを赦し、神の霊を与えてくれる!!!

39 神の約束は、俺たちだけのためでなく、俺たちの子孫や遠く離れた人を含めたすべての人間のためにある!俺たちの王である神によって選ばれた全ての人に差し出された約束だ!!!」

40 岩のペテロは他にも多くの言葉を用いて彼らを悟らせたのだった。 ――「頼むから世の価値観に流されず、世の手から身を引いて己を救ってやってくれッ!」

41 多くが岩のペテロの言葉を受け入れ、洗礼を受けた。その日だけでも3000人が新たな人生を始め、使徒たちの仲間となったのだ!


でっかい家族の始まり

42 神殿の都エルサレム―― イエスの信者たちは使徒たちの教えを毎日聞いて過ごした。時間だけでなく、何から何までも分かち合い、パンを割き、一緒に祈る日々。

43 使徒たちを通して多くのキセキを目の当たりにし、全ての人が神の偉大さに感動するばかりだった。

44 神を信じる仲間たちは、愉快に過ごし、なんでも分かち合った。

45 自分の土地や財産を売り払っては、必要な人たちに分け与えた。分かち合える広い心を持っていたのだ。

46 彼らは同じ志を持ち、1日のほとんどを教会で過ごした。また、家でも共に食卓を囲い、喜んでごはんを分け合った。

47 仲間たちはそろって神を讃え、確固たる信心を持っていたために、どんな人からも尊敬された。そんな彼らの姿を見て、多くの人が救われた。そう、王・イエスが次々に仲間に加えていったのだ。

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