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使徒行伝 15 - ALIVEバイブル: 新約聖書


掟の改定・・・?

1 三大都市アンテオケ―― ユダヤ地方からやってきたユダヤ人のイエスの信者数名がアンテオケ教会にやって来た。 「つーまーり、モーセの教えどおり、割礼なしに救われることはあーりませんッ!」

2 パウロと励ましのバルナバはこの教えに強く反発した。意見と意見はぶつかりあい、言い争いへと発展した。それはそうだ。長年守られてきた掟、一筋縄にはいかなかった。 三大都市アンテオケ教会は解決すべき案件として、エルサレム教会にいる十二使徒及び、長老と相談することを決めた―― 【ユダヤ人以外の人種が救われるために掟に従うべきかどうかの問題は、極めて重大であった。そのため、注意深く対処しなければ、教会を分裂させる可能性もあった】 そこで、パウロと励ましのバルナバに加え、数名が神殿の都エルサレムに向かうことになったのだった。

3 ――「これも一緒に・・・安全な旅を・・・!」 三大都市アンテオケ教会は、600㎞強にもなる旅に備え、必要なものをすべて提供して送り出した。 ―― 【道のり】フェニキヤ州→サマリヤ地方→ 「が、外国人までもが?!」 ユダヤ人でない者までもが真の神を信じて変わったことを道行く町々で伝えながら進んだ。パウロ一行の話しを聞いたイエスの信者たちはというと、それはそれは大喜びであった!

4 月日は流れ―― 「おっかえり――!」 ここは、神殿の都エルサレム―― パウロ一行が到着すると、十二使徒や長老たちを含めた教会のメンツが勢ぞろいで歓迎した。 パウロと励ましのバルナバをはじめ、旅を共にした仲間たちは、土産話をエルサレム教会と分かち合った。神がした素晴らしいできごとを聞いて誰もが喜んだ!

5 ――ガタンッ 「掟に従うよう、伝えるべきです!外国人のイエスの信者にも割礼を!」 こう主張するのは、掟を厳しく守るパリサイ一派のイエスの信者であった。

6 使徒や長老たちは、この問題を話し合うために集った。

7 ・・・と言っている・・・だが・・・ああ、でも・・・いーや、そうだ・・・ 討論は長く続いた・・・ 「!」 立ち上がったのは十二使徒、岩のペテロ! 「同志よ・・・外国人に最高の知らせを伝える第1人者として、神は他の誰でもない俺を選んだことを忘れてはいないか。外国人はこの俺から最高の知らせを聞いて信じた。

8 誰の考えもお見通しである神が外国人を受けいれたんだ。それは、俺たち同様、神の霊を外国人に与えて示した決定的な証拠。

9 神からしたら俺らも外国人も変わりやしない!外国人が信じたとき、神は赦した。

10 さてさて、となるとなぜ、“あなた”に外国人イエスの従者の背に、重い負担をかける権利がある?神の判断が間違っていたとでも言いたいのか?我々どころかご先祖様たちでさえその負担を背負いきれなかったというのに・・・

11 否ッ!!誰であろうと、我らと同じ、王・イエスの“恵み”によって救われるのだ・・・!!!」

12 ・・・・・・辺りは静まり返った。すると、議論の態勢だった人たちが一転。聞く姿勢に変わったのだ。そこで、パウロと励ましのバルナバは外国人の間に起きたキセキを共有し始めた。

13 2人が話し終わると、イエスの弟ヤコブが口を開いた―― 「兄弟たち聞いてくれ、

14 先ほどシモン・ペテロが神は外国人を“神の民”として受け入れ、彼らへの情けを示したと言ったが、

15 聖書にある預言者もこれを裏付けている!

16 『私はこの後戻る。ダビデの家を建て直しに。崩壊したからだ。 壊された部分を再建し、新しくする。

17 それから残りの国々へ。私より選ばれし世界各国の外国人たちが王たる私の後を追いたがる。 これは、王の発言であり、ご自身の手で何もかも実現される』―― 【聖書:アモス書9:11-12より引用】

18 また、『これらすべて、時の始めから知っていた』―― 【聖書:イザヤ書45:21より引用】 とある。

19 だから、神に従う外国人に大変な思いをさせるべきではない・・・

20 その代わり!避けるべき事柄を手紙にして送るべきだ。 偶像に供えたものは、汚れているため食べない。結婚した異性以外とセックスをしない。絞め殺された動物、または、血のある状態の肉を食べない。

21 ユダヤ人の気を害さないためにも今挙げたことはすべきでない。 長年にわたり、ユダヤ集会所で毎週休日に掟が朗読され、それに従うように推す人があらゆる町にいるのだから。」


掟改定“励ましの手紙”

22 十二使徒や各長老、およびエルサレム教会は、三大都市アンテオケへパウロと励ましのバルナバだけでなく、“エルサレム教会代表”を数名選出し、同行させることを決めた。 選出されたのは次の2名。 ――エルサレム教会代表―― ―バルサバと呼ばれたユダ ―シラス この2人は、エルサレム教会のイエスの従者たちから敬われている指導者であった。

23 手紙は彼らに預けられた。 ――手紙―― 兄弟、使徒および長老より 三大都市アンテオケ及び、シリヤ/キリキヤ州に住むすべての外国人兄弟たちへ

24 我々の教会から数名が訪れ、発言したことが面倒を起こし、みなさんの気を悪くしたと伺いました。これが、我々の指示でなかったことをここに告げます。

25 全員合意の上、代表を選出し、盟友バルナバとパウロに同行させました。

26 そう、バルナバとパウロは、我らの王なるイエス・救世主に命を尽くしてきた者たちです。

27 だからこそ、代表ユダとシラスは、適任極まりないこのお二方に同行させます。彼らもまた、お二方の考えと一致しています。

28 結論を神の霊と合意の上でここに書き記します。 以下の必須項目以外の荷を負わせんとす:

29 ―偶像に供えたものを食べない ―絞め殺された動物の肉を食べない ―血のある状態で肉を食べない ―結婚した異性以外とセックスをしない 以上、4点を避ければ、よし。 それでは、よろしくお願いします。 ――おしまい――

30 パウロ、励ましのバルナバ、ユダとシラスは、神殿の都エルサレムを出発した。 いざ、向かうは、600㎞北に位置する三大都市アンテオケへ。 さて、旅は進んで、ここは三大都市アンテオケ―― 到着後さっそく、イエスの信者たちを集めて手紙を渡した。

31 イエスの信者が手紙を読みあげようとすると、アンテオケ教会のみんなはつばを飲んで耳を傾けた。手紙を読み終えると、彼らの顔からは笑顔がこぼれた。大変励まされたのだ。

32 エルサレム教会代表ユダとシラスも預言者であったため、みんなの面前に立った時、また、個人的にもイエスの信者たちを力強く励まし、彼らの確信をより一層強めた。

33 それから、ユダとシラスはしばらく三大都市アンテオケに滞在した―― 「そろそろだな・・・」 ユダとシラスは、イエスの信者たちに旅の安全を祈ってもらい、見送ってもらった。 さあ、帰るべき神殿の都エルサレムへ!

34 ちょっと待った!と言わんばかりに踏みとどまったのはシラス。 彼は三大都市アンテオケに残る決断をしたのである―― 【この節は、筆者ルカが書き記したものではなく、後の写本で付け加えられた】

35 さて、残ったパウロと励ましのバルナバ、また、その他多くの者は、イエスの信者を指導し続け、イエスを知らない者に神からきた最高の知らせを伝えたのだった。


パウロとバルナバの決別

36 数日後―― 「私たちがイエス様について伝えたすべての町を再度訪問しよう。イエスの信者たちの状況を確かめるべきだ」 パウロは励ましのバルナバに持ちかけた。

37 「そうだな。ならマルコ・ヨハネにも声をかけよう・・・」 「!」 マルコにも来てほしいと願っていた励ましのバルナバ

38 かたやパウロは、やめた方がいいと考えていた。マルコ・ヨハネが初めて旅を供にした時、パンフリヤ州で仕事を放棄して帰ったことがあったからだ。

39 彼らの意見はぶつかった。 「考えなおせ!」 「いーやマルコは連れて行く!」 両者譲らず、いつのまにか火花が散るほどもめていた。 「い゛ぃぃぃ・・・」 「ぬ゛ぅぅぅ・・・」 「えーい!ならいた仕方ない・・・共に旅するのはここまでだ!!」 「あー名案だ!!」 口論は、2人の旅を決別させるほどにまで発展してしまったのだ・・・。 励ましのバルナバはマルコ・ヨハネを連れ、舵を取ってキプロス島へ――

40 パウロは、エルサレム教会代表であったシラスを旅のお供に選んだ。 アンテオケ教会は、パウロたちが天地の王に余すことなく、助けられるように祈り、送り出したのであった。

41 パウロとシラスは、シリヤ/キリキヤ州を通り、各教会が強く成長するよう助けて回ったのであった。

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