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使徒行伝 14 - ALIVEバイブル: 新約聖書


都 が真っ二つ

1 都イコニオム―― パウロと励ましのバルナバは、都イコニオムのユダヤ集会所で最高の知らせを伝えた。 結果、ユダヤ人、ギリシャ人を問わず、大勢の人がその言葉を信じたのだった。

2 しかし、誰も彼もが信じたわけではなく、根も葉もないうわさで2人への不信感をあおる者もいた。

3 そんなことに揺るがされることもなく、2人は都イコニオムにとどまり、勇敢に神の恵みを語り続けた。神は2人を通してさまざまなキセキを起こし、2人の言葉が真実であることを証明していった。

4 そして、パウロと励ましのバルナバを信じる派と、敵対するユダヤ人を信じる派で都市が真っぷたつに分かれてしまったのだ・・・

5 「あいつらを痛めつけるいい方法はないもんか・・・」 「石打ちだ・・・石打ちにして殺してしまおう・・・」 あるユダヤ人とその指導者たちやユダヤ人でない人は一緒になって、パウロと励ましのバルナバを目の敵にしていた。

6 「バルナバさーん、パウロさーん・・・!!!はぁはぁ・・・大変です。あるユダヤ指導者が人をかき集めてあんたらを殺そうとやっきになってまっせ!」 この知らせを聞いた、2人はこっそり都イコニオムを脱出し、50㎞ほど南にある隣町・ルステラに向かった。 丘の町ルステラ→東のルカオニヤ地方へ→ルカオニヤ地方の都デルベ→ パウロらは、このおよそ150㎞にわたる旅路の中でも、

7 最高の知らせを教え、広めて行ったのであった。


ゼウス神とヘルメス神

8 丘の町ルステラ―― この町でパウロたちは、生まれつき足が不自由で、1歩も歩けない男に会った。

9 この男は、他の者と一緒になってパウロの話に聞き入っていた。 (彼は信じてるな・・・)パウロの目には、その男の顔に“神なら治してくれる”と書いてあった。

10 「そこの方、自分の足で立ち上がるんだッ!!!」 パウロが命じたと同時に、ぴょんと飛び上がった!かと思えば、すぐに歩き始めたではないか!

11 「#%!🎼&@+#¥<*=%!!!」 ルステラの町人はルカオニヤ地方の言語で叫びだした。 「?」 パウロと励ましのバルナバたちには、理解できない言語だったため、2人は気にしていなかった。

12 しかし、あげくの果てには、励ましのバルナバを“ゼウス”、パウロを“ヘルメス”と呼び始めたのだ・・・。主に話をするのはパウロだったからだ―― 【ちなみに、ゼウスはギリシャ神話の神々の上に立つ神の長。ヘルメスは知恵と旅の神としていた】

13 町の門を出てすぐの場所には、ゼウスを祭った神殿があった。そこから祭司まで出てきては花飾りを作り、それを首にまとった牛を町の門まで連れてきた。祭司と群衆はその雄牛を生け贄にして、2人に捧げようとするではないか!

14 (ちょっと待てよ・・・) ようやく事態を飲み込んだパウロと励ましのバルナバは自分の服を引き裂いた―― 【不名誉なことや悲劇を現す意図で服を破る文化があった】 そして、息を荒げながら、群集の中に飛び込んで叫んだ。

15 「なんてことしてんだ〰〰ッ!!!俺たちは神じゃない、みんなと同じ、ただの人間だッ!!ただこの最高な知らせを伝えるために来たんだ!こんなバカなまねをやめて、天、地、海、また、その中にある全てのものを創った真の神に目を向けるように伝えたじゃあないかッ!!!

16 神は今まで全ての国の人間が好き勝手していることに目をつぶっていた。

17 それでも神は、いつも側で素晴らしいことをして自身の存在を証明してくれた。そう、天から降る雨や収穫の時、十分な食物と、それらを楽しむ心をッ!!!」

18 こう言ってもなかなかやめなかったが、やっとのことでこの生け贄騒動を静めることができた。

19 ――彼らは悪党ですぞ・・・ とデマを流しだしたのは、都イコニオムとピシデヤ地方の都アンテオケでパウロたちに敵対したユダヤ人たちだった。 丘の町ルステラまでしつこく追ってきたのだ・・・。 彼らはうまく、ルステラの町人をだましてパウロに敵対させることに成功した。 やっちまえ゛ぇぇぇ〰〰〰〰 ブン、ブン、ブンッ ゴツンッ!! ウグゥァ!オエッ、ウハッ・・・ばた・・・・・・ 不意を突かれたパウロは、ルステラの町人や敵対したユダヤ人に容許なく石を投げつけられた・・・しばらくするとパウロはピクりともしなくなった・・・ 「死んだ死んだ!」 「ふん、あっけなかったなぁ・・・」 パウロは町の外まで引きずられ、そこに放置された。

20 イエスの従者たちがパウロのもとに駆け付けた。 「くそぉ・・・・・・」 「うっ・・・」 「!」 「パ、パウロさん?!い、生きている!!!」 パウロはなんなく立ち上がったではないか! そしてすぐに町に戻った。 翌日―― パウロと励ましのバルナバは、休むことなくルカオニヤ地方の都デルベへ向けて出発した。


パウロと励ましのバルナバ、第一回の旅にピリオド

21 都デルベでは神がもたらした最高の知らせを語り、多くの住人がイエスに従うようになった。 ――2人は、来た道を戻ることにした。 丘の町ルステラ→ピシデヤ地方の都アンテオケ→都イコニオム→

22 各都でできた仲間とは時間を過ごし、ますます神を愛し、親交を深め、 「神の王国への道のりは険しくなければならない・・・」 と教えたのだった。

23 そして、その教会を任せる長老たちを、教会ごとに任命することも忘れなかった。任命した長老たちは、王・イエスに強く信頼を置く人たちであった。 長老たちのために断食して祈り、王・イエスの手に委ねた。

24 それから、ピシデヤ地方の都から150㎞南にあるパンフリヤ州を通った。

25 途中、港町ペルガに立ち寄って神のメッセージを広めた。そして隣の都、アタリヤ

26 の港から乗船。向かうは、懐かしき三大都市アンテオケだ。 出発進行! この都市こそ、イエスの従者たちが2人を特務のために送り出した場所だ。 そう、任務を完了し、最初の長い旅路にピリオドを打った。

27 三大都市アンテオケ―― 「み―ん―な―!2人が帰ってきたぞぉぉぉ――!!!」 2人が帰ると、教会全員を招集した。 2人は行った先々の都市、町、村で神が彼らを通して行ったことを一から仲間たちに伝えた。 「はっはー、ばんざーい!神がユダヤ人ではない人たちへ信じる道を開いてくれたぞ!!!」 パウロと励ましのバルナバの話を聞いた教会はこう言って神を讃えたのだった!

28 しばらくの間、この地に腰を据え、イエスの信者たちと長い年月を共にした。しかし、彼らの冒険は、まだまだつづく・・・

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