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ルカによる福音書 24 - ALIVEバイブル: 新約聖書


復活の伝令
(マタイ 28:1-10; マルコ 16:1-8; ヨハネ 20:1-10)

1 日曜日になってすぐ、女たちは用意していた香料を持つと、イエスが眠る墓へ行った。

2 「え?」 「入り口の石が開いてる・・・」 墓をふさぐ重いおもーい円盤状の石が転がされ、入口が開いていた。

3 (誰かいるのかなぁ)中に入って、薄暗い静かな墓室を見わたした。 「?」 ない!そこにあるべきはずの王・イエスの遺体が・・・ない!

4 状況が読めず、頭の中を整理していると・・・ 「やぁ☆」 「ひぃッ!!!」 輝く衣をまとった男2人がいきなりそばに来たではないか!

5 彼女たちはあまりの恐ろしさに勢いよく土下座した。 「なぜ生きている人間を探しにここへ?ここは死人の場所だよ。

6 イエスならここにいない・・・『生き返ったんだ』!!!ほら、ガリラヤ地方で言ったことを思い出してごらん?

7 『この人は罪人の手に落ち、十字架にかけられた3日目に死から蘇る』 って言われたじゃん!」

8 (そーだ!)彼女たちの表情がぐるりと変わった。イエスのことばを思いだしたのだ!

9 (た、大変だー!!!)彼女たちは、11人の使徒や仲間たちを探しに一目散に走り出した。 ――「皆聞いて!!!イエスが生きてるッ!!!」 女たちは墓での出来事を彼らにぜんぶ伝えた。

10 マグダラのマリヤ、サロメ、そしてヤコブの母マリヤとその他の女たちみんなで使徒たちに一から最後まで。

11 「なにを言いだすかと思えば・・・」 使徒でさえもが信じようとしない。

12 しかし、ある男は立ち上がり、走って出て行った。 岩のペテロだ! 彼は走った。急いでイエスの墓まで・・・!墓に到着して覗き込んだが、中はもぬけの殻。 (イエス・・・なにが・・・どうなっている・・・) 残されていたのは、イエスを包んでいたはずの亜麻布だけだった。 岩のペテロはただ1人、何が起きたのかと思いを巡らせにとことこと歩いて行った。


イエス復活――エマオの 晩餐 ――
(マルコ 16:12-13)

13 同じ日―― 神殿の都エルサレムから11㎞ほどのエマオ村に向かって歩くイエスの一味2人が、

14 イエスを取り巻くあらゆる出来事について話していた。

15 あーだった、こーだったと話しながら歩く2人のそばに近づく者がいた・・・ イエス本人ではないか!

16 しかし神はあえて2人が気づかないようにはからった。

17 「歩きながら何を話しているんだい?」 2人は足を止め、隠したくても隠せない悲しそうな表情を見せた。

18 そしてクレオパが口を開いた。 「はは、あそこで起きたことを知らないやつなんて、エルサレムじゃあんたくらいだよ」

19 「何の話だい?」 「おいおい・・・ナザレ村のイエスだよ。人から見ても神から見ても偉大な預言者だった。発言をとっても行動をとっても天下一よ!

20 それなのに・・・俺たちユダヤ人の権力者や祭司たちが裁判官に手渡し、殺した。十字架に釘づけにしてだ。

21 彼こそイスラエル国復興を実現する救世主だと信じていたんだが、まさかこうなるとはな・・・。まぁそれはそれで、彼が殺されて3日たつんだが、

22 知人の女たちからすごい話を聞いたのさ・・・早朝、彼女たちがイエスの眠る墓に行ったんだが、

23 遺体がなくてあたふたしていると、天使が聖なる幻に現れたらしんだ!なんでもよ、イエスが生きていると言うんだ。

24 そこで他の仲間も墓を見に行ったんだが、彼女たちの言う通り、墓はあってもイエスがいなかったんだ・・・」

25 「預言者の記したことはそんなにのみ込みづらいか?

26 『救世主が栄光に輝く前にそれらの苦難を通る』とあるじゃあないか!」

27 それからイエスは、預言者モーセの書を始め、聖書に記された預言者のことばを借りて、自分について説き明かした。

28 そうこうするうち、エマオ村の近くになり、イエスはあたかもまだ旅を続けるそぶりをした。

29 「もう日も暮れる。なーいいだろう!今夜は、俺たちのところに泊まってってくれよ!」 2人が頼み込むので、イエスは彼らと過ごすことにした――

30 夕食のため、一同が食卓につくと、イエスはパンをとって神に感謝した。それからパンをちぎり、2人に分けた。

31 「!」 この時はじめて、2人の目が開かれ、この男の正体がイエスであることが分かった。 「イエス!!!あ、あれ・・・」 しかし、そこにはもう、イエスの姿は無かった。姿を消したのだ。

32 「そ、そう言えば!道中で聖書の本当の意味を明かしてくれた時、魂に火がついたように興奮したなー!!!」

33 (こうしちゃあいられない!)日は暮れていたが、2人は神殿の都エルサレムへすっ飛んで行った。 11 人の使徒が一味と集まっているところへたどり着くと

34 起きたことを説明する暇もなく仲間のほうから、2人に寄ってたかってきた。 「お、おい、聞いたか!!イエスは本当に復活したんだ!!!シモンの前に現れたんだよ!!!」―― 【シモンは岩のペテロの別名だ】

35 これを聞いて2人も興奮して道中で起きたこと、パンを分けてもらった瞬間にイエスだと気づいたことを伝えた!


最期の助言
(マタイ 28:16-20; マルコ 16:14-18; ヨハネ 20:19-23; 使徒 1:6-8)

36 2人がみんなにその出来事を話している時だった―― 彼らの間に突然イエスが現れたのだ! 「平安よ、ともにあれ!」

37 「!」 「で、でた〰〰!!!」 一味はお化けだと思って腰が抜けた。

38 「なーに驚いてんだ?自分の目を疑ってどうする?

39 この手足が見えないか?ほーら、触ってみろ。分かったか、幽霊に骨や肉はない・・・」 「『俺は生きている』!!!」

40 イエスはこう言いながら、手足を見せた。

41 「イ、イエスだああああああ!!!」 一味はイエスが生きているのを見て、死ぬほど嬉しかった!しかし、それと同時にウソのような現実に実感が湧かない・・・それをよそにイエスは、 「腹が減った!食い物はねぇのか?」

42 焼き魚を持ってくると、

43 仲間たちの目の前でほおばるイエス。

44 「覚えてるか?“前に”おまえたちといた時、掟、預言者の書、詩篇の中で俺についてつづられたことは、そのとおりに実現されなければならないと言ったのを」

45 イエスは、その本当の意味を、仲間たちが理解できるように説明した。

46 「いいか、聖書にこうある!救世主は、殺されて3日目に生き返り、

47 俺のもとに立ち返れば、罪が赦される。この救いの知らせは、エルサレムから始まり、世界中に伝えられなければならない!

48 おまえたちはそれを見た“証人だ”!

49 神の約束どおりに俺はおまえたちへ神の霊を送る。いいか、天からその力を受けるまで、エルサレムを離れるな」


天国へ帰る王
(マルコ 16:19-20; 使徒 1:9-11)

50 イエスは一味を連れて神殿の都エルサレムからベタニヤ村の近くまでやって来た。そして、イエスが手を掲げて一味を祝福し始めると、

51 ブオーン・・・・・・ イエスが天に引き上げられた!

52 わっはっは―、すっげ〰〰!!!イエス様ばんざーい!!!ばんざーい!!! 残された仲間たちは、イエスを讃え、最高な気分でエルサレムへ戻った。

53 一度は希望を失った一味だったが、その後はというと―― くる日もくる日も神殿で時間を共にし、神を讃えたのだったとさ。

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