暗闇に、あなたの奇跡を証言することが できるでしょうか。 忘却の地にいる人間に、 あなたの助けを語り伝えることができるでしょうか。
私は敵に追いつめられ、地面にたたきつけられました。 そして、墓のように暗い所に住まわせられたのです。
私はまるで死人のように、壊れたつぼのように、 忘れられています。
戦場で倒れ、神からのあわれみも絶たれた 兵士のように、見殺しにされるのです。
賢い人も愚かな人も死ぬのです。時がたてば、両者とも、すっかり忘れられてしまいます。
生きている者には、少なくとも自分は死ぬという自覚があります。ところが、死んだ者は何一つわからないのです。記憶さえありません。
どこを見ても、目につくものは苦しみと悩みと暗たんとした絶望だけだ。こうして彼らは暗闇の中に追いやられる。」
ところが、神の国はもともとイスラエル人のために準備されたのに、多くのイスラエル人が入りそこねて、外の暗闇に放り出され、泣いてくやしがることになるのです。」
彼らがあとに残すのは、海岸に打ち寄せる荒波が残していく、汚いあぶくのような恥と不名誉だけです。彼らは一見、夜空に輝く星のように見えますが、その先には、神が用意された永遠の暗闇があるだけです。