自分がどれほど愚かで無知であったかを 思い知らされたのです。 ああ神よ。私は獣のように見えたことでしょう。
それではまるで、 私たちが、愚かで物言わぬ獣みたいではないか。
くつわをはめなければ言うことを聞かない、 馬やらばのようになってはいけない。
あなたがた金持ちも、傲慢な者も、賢い者も、 結局、同じように死ぬ運命にあります。 愚かで、無知な者たちより 長生きできるわけではありません。 しかも、わずかな金すら持って死ねはしないのです。
ああ神よ。 あなたは、私の愚かさをよくご存じです。 私の罪も一つ残らず覚えておられます。
浅はかな者には、とても理解できず、 愚かな者の想像も越えています。
たとえ、今は雑草のようにはびこっていようと、 悪人を待ち受けているのは永遠の滅びだけです。
私は疲れ果て、今にも死にそうです。 そのうえ、人間の資格さえないような愚か者です。
私はまた、神が罪深い今の世界をそのままにしておくのは、人間を試すためであり、人間が獣と変わらないことを悟らせるためであることに気づきました。
犬や猫でさえ飼い主の顔を覚えていて、 その恩に感謝するというのに、 わたしの民イスラエルは違う。 どんなに尽くしても、知らん顔なのだ。