いくら種をまいても、いなごが食べてしまうので、収穫はわずかです。
農作物の立ち枯れや、いなごや油虫の発生によってききんが起こったり、敵が攻めて来たり、また疫病や災害に襲われたり、そのほか、どんな問題が起こった時でも、
もし行かせないなら、明日いなごの大群を送る。国中がいなごで覆われ、地面を見ることさえできなくなる。雹の害を免れた作物も、今度ばかりは助からない。
十ツェメド(十組の牛が一日で耕す面積)のぶどう園から、 たった一バテ(二十三リットル)のぶどう汁も取れず、 一ホメル(二百三十リットル)の種をまいても、 たった一エパ(二十三リットル)の収穫しかありません。
小麦をまいても、刈り取るのはいばらです。 どんなに汗水流して働いても、 何の足しにもなりません。 ただ恥を刈り取るだけです。 主の激しい怒りが注がれるからです。
歯のするどいいなごが作物を食いちぎると、 いなごの大群が残りを食いあさる。 そのあとをばったが襲い、 その残したものを、食い荒らすいなごがあさる。
「わたしは、いなご――あなたがたを滅ぼすために 送り込んだ軍勢――が食い尽くした作物を返そう。
その行く先々に火の手が上がり、回りにも広がる。 前には、エデンの園のように美しい地が 広がっているが、彼らはそれを根こそぎ破壊する。
主はこう告げます。 「立ち枯れ病と黒穂病を、農場やぶどう畑ではやらせた。 いなごがいちじくとオリーブの木を食った。 それでもあなたがたは、 わたしのもとへ帰ろうとしなかった。
種をまいても収穫することはなく、 オリーブを絞っても自分の体に塗るほどの油も出ない。 ぶどうを踏んでも、 ぶどう酒を作るだけのぶどう液は得られない。
たくさん種をまいても、ほとんど収穫がない。飲み食いにも事欠き、寒さを防ぐ衣服も十分にない。収入は、穴の開いた財布に入れるようにすぐなくなる。」
あなたがたは多くを望んでも、少ししか得られない。それを家に持ち帰っても、わたしが吹き飛ばす。結局続かないのだ。なぜか。わたしの神殿が廃墟のままなのに、気にかけないからだ。自分たちのりっぱな家にばかり気を配っている。
よく聞くがよい。 わたしはあなたがたの子どもを責める。 わたしにささげた動物の糞を あなたがたの顔にぶちまけ、 あなたがたを糞のように投げ捨てる。
いなごは、木といわずぶどうといわず、あらゆるものを食い尽くします。