次に生まれた弟は、エサウのかかとをつかんでいました。そこでヤコブ〔「つかむ人」の意〕と呼ばれました。ふたごが生まれた時、イサクは六十歳でした。
イサクが、パダン・アラムに住むアラム人ベトエルの娘で、ラバンの妹リベカと結婚したのは、四十歳の時でした。
「ヤコブときたら、全く名前どおりだ。『だます者』〔ヤコブという名には『つかむ人』(25・26)以外に、この意味もある〕とは、よく言ったものだ。あいつは長男の権利も奪った。それだけでは足りず、今度は祝福までも盗んだってわけか。お父さん、念のため聞きますが、私のためには祝福を残してくれていないのですか。」
その後まもなく、イサクは天寿を全うして百八十歳で死にました。彼の子エサウとヤコブが二人で父を葬りました。
アブラハムの子イサクには、エサウとイスラエルという二人の子がいました。
ヤコブは生まれる時に兄弟と争い、 大人になってからは神とさえ戦ったのです。
まさに、御使いと格闘して勝ちました。 彼は御使いに、祝福してくれるようにと 泣いて頼みました。 ベテルでは、 神と顔と顔を合わせるようにして出会い、 神は彼に語りかけました。
「わたしはあなたがたをとても愛してきた」と 主は言います。 ところが、あなたがたは問い返します。 「ほんとうですか。いつ、そうしてくださいましたか。」 主は答えます。 「わたしは、 あなたがたの先祖ヤコブを愛することによって、 あなたがたに対する愛を示した。 そうする理由などなかったのに。 わたしは、ヤコブの兄エサウを退け、 エサウの住む山々と相続地を荒廃させ、 荒野のジャッカルに与えた。
カデシュにいる間に、モーセはエドムの王のもとへ使いを出しました。「王様、私たちはあなたの身内も同然です。私たちの先祖ヤコブは、あなたのご先祖エサウ様の弟でした。ご存じのように、私どもはずいぶん悲しい思いをしてきました。事情があってエジプトへ行きましたが、長く住んでいるうちに奴隷にされてしまったのです。
神様はまた、その時、割礼の儀式(男子が生まれて八日目に、その性器の包皮を切り取る儀式)を定め、それを神とアブラハムの子孫との契約の証拠となさいました。それで、アブラハムの息子イサクは、生後八日目に割礼を受けたのです。このイサクの息子がヤコブで、ヤコブからユダヤ民族の十二部族の長が生まれました。
あなたといっしょに来たエジプト人の孫は、主の集会に加わることが許されます。
イサクが授かった息子はエサウとヤコブだ。エサウにはセイル山周辺の地域を与えたが、ヤコブとその子どもたちは、エジプトへ下って行った。