しかし、準備の最中に、火がおまえを焼き尽くす。 剣がおまえを切り倒す。 若いいなごが目の前にある物を平らげるように、 敵がおまえを食い尽くす。 おまえはばったのように増え広がるが、 逃れることはできない。
見よ。神は怒りをぶちまけ、激しく責めたてるために、 火に包まれ、すべてのものを破壊する 速い戦車に乗って来ます。
火と剣で、世界をさばくのです。 主に殺される者が、いかに多いことでしょう。
天の軍勢の主はご自分の名にかけて、こう誓いました。 おまえの町々は、無数のばったが群がる畑のように、 敵兵であふれ返る。 彼らは、天にも届けとばかり、勝ちどきを上げる。
歯のするどいいなごが作物を食いちぎると、 いなごの大群が残りを食いあさる。 そのあとをばったが襲い、 その残したものを、食い荒らすいなごがあさる。
「わたしは、いなご――あなたがたを滅ぼすために 送り込んだ軍勢――が食い尽くした作物を返そう。
これは、神である主が私に示した幻です。主は、最初の刈り取りのあとに生えた、王に納める主要な穀物をすべて滅ぼすいなごの大群を用意していました。
しかし今、全能の主がおまえに立ち向かう。 武器は破壊され、 戦車は使われないままひっそりと放置される。 すぐれた若者も死んで横たわる。 もう、他国を征服して奴隷を連れて来ることもない。 再びこの地を支配できないのだ。
おまえの軍隊は女のように弱く、頼る相手がいない。 国のすべての門は敵に対して広く開けられ、 火で焼かれる。
北の地も同様だ。 神はアッシリヤを滅ぼし、 その壮大な首都ニネベを荒野のような不毛の地にする。