「どんな様子だ。」 「外套をまとった老人です。」 サムエルです。サウルはその前にひれ伏しました。
エリヤは出かけて行き、十二くびき(牛馬の首にかけて車を引かせる横木。一くびきは二頭)の牛で畑を耕しているエリシャを見つけました。彼は最後の十二番目のくびきのそばにいました。エリヤは彼に近寄り、自分の外套を彼の肩にかけると、また歩き去りました。
アハズヤは、「だれがそんなことを。どんななりをしていたのだ、その者は」と尋ねました。
エリヤが外套を丸めてヨルダン川の水を打つと、川の水が分かれたので、二人は乾いた土の上を渡って行きました。
こう答えて引き返そうとするサムエルにとりすがったサウルは、そのはずみでサムエルの上着を破ってしまいました。
「恐れる必要はない。さあ、何が見えるんだ。」 「神のような方が地から上って来ます。」