王は、主がダビデとともにいること、また、ダビデがどれほど民の信望を集めているかを思い知らされ、
「まあ、そう言わないでください。ほかでもありません、あなたは実に恵まれた人だ。神様に祝福されていることがよくわかります。それで、お互いに条約を結びたいと思ったわけです。
「そんなことを言わず、ここにいてくれないか。実は、占い師に見てもらったのだ。そうしたら、私がこんなに恵まれてるのは、全部おまえのおかげだというではないか。
ポティファルの目に、主がヨセフに特別よくしておられることは明らかでした。
よく見なさい。神の民だと自称しながら〔実はそうではなく〕悪魔に味方する者を、わたしはこのような目に会わせます。彼らをあなたの足もとにひれ伏させ、あなたに対するわたしの愛を明らかにします。
そうこうするうち、別の娘ミカルがダビデを恋するようになったのです。それを知って喜んだのはサウル王でした。
部下を率いて出陣し、ペリシテ人二百人を打ち殺して、その包皮を王に差し出したのです。これで王は、ダビデにミカルを与えないわけにはいかなくなりました。
ますますダビデを恐れるようになりました。それで、以前にも増して激しくダビデを憎むようになっていったのです。
これで、よくわかった。おまえは必ず王になる人物だ。イスラエルはおまえが治めるべきなのだ。
「わが子ダビデよ、おまえに祝福があるように。おまえは必ず英雄の名にふさわしい働きをして、偉大な勝利者となるだろう。」 こうしてダビデは去って行き、サウルは家路につきました。