私は罠に落ち、助けてくれる人もなく、 死へと引きずり込む綱の力に抵抗してもがきました。
陰府の綱は、わたしを囲み、死のわなは、わたしに立ちむかいました。
陰府の綱は、わたしを囲み、 死のわなは、わたしに立ちむかいました。
死の縄がからみつき 奈落の激流がわたしをおののかせ
墓場のロープが絡 みつき 俺の体を絞めつける 死へと繋がる落とし穴 俺の目の前 現れる
私は死に直面し、恐怖にかられ、 悲しみのどん底に突き落とされました。
その激しい怒りと思い上がりの洪水にのまれて、 おぼれていたことでしょう。
ああ主よ、私の祈りに答えてください。 あなたの恵みはすばらしく、 あわれみにあふれています。
あなたが私をこんなにも愛し、 いつも情けをかけてくださるからです。 あなたは、地獄の底から 私を救い出してくださったお方なのですから。
いつ運の悪さに見舞われるかを知っている人はいません。人はみな、網にかかった魚、罠にかかった鳥のようです。
そうした上で、この方を死の苦しみから解放し、復活させたのです。この方が、ずっと死んだままでいることなど、ありえないことだからです。